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石鹸の作り方の歴史を調べると大昔の古代バビロニア人がルーツ!

石鹸はどうやって誕生したのか!?

今あなたは古代の時代に住んでいると想像してみて下さい。

朝になり太陽が昇ってきました。

毎日の仕事が始まります。

あるものは川へ魚をとりにいき、あるものは家族の食料調達のため獣を狩りに行きます。

太陽が沈みかけ、暗くなると家に戻ります。

帰宅後なにをしますか?

疲れた身体を綺麗にしておいしい食べ物を食べたいですよね。

そのためにはお風呂に入らなければいけません。

もちろん古代の文明にシャワーという画期的なアイテムはありません。

その代わりに粘土軽石を使うことができます。

さあ、このアイテムで身体を綺麗にすることができますよ。

そんなこと言われても現代だと考えられないことです。

浴槽なんてありません、シャンプーもなければリンスなんかあるはずもありません。

しかし古代の人々は粘土軽石、この方法で身体を綺麗にしていました。

紀元前2800年頃

古代のバビロニア人によって世界で最初の石鹸が作られたと言われています。

石鹸製造の歴史は何千年も時を遡ります。

石鹸は手を洗うときや、身体を洗うときに必ず使います。
洗ったあとには、いいにおいがして、綺麗になります。

あなたはその毎日使う石鹸が数千年前に使用されていたと知っていましたか?

石鹸の歴史がとても古いものであることに驚くと思います。

最近では乾燥肌用のもの、敏感肌用のもの、無香料石鹸や、シアバターを含んだ石鹸など非常に多くの種類の石鹸が存在します。
とても日常的なものであり、生涯永久につかう数少ないもののひとつです。
そして我々の生活の衛生にとって必要不可欠なものです。

しかし、誰が石鹸を考えたのか?どこからやってきたのか?
どのように作られたのか?そもそもの素材は何なのか?

こんな疑問がわいてきました。
ドラゴン会は掃除活動をするボランティアチームですが、綺麗にするためにはこの石鹸の歴史やルーツも詳しく知っておくべき知識だと思います。



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古代バビロニア人

水の洗浄力を改善する方法を発見しました。
当時水は、動物性脂や炭のついた調理器具を洗うために使われていました。
その後いくつかの物質を組み合わせることで間違って、世界初の最初の石鹸を作りました。

まさに「失敗は成功のもと」です。

この証拠は紀元前2800年のバビロニアの粘土容器に記されていました。
その容器に記されていた文字から石鹸のレシピだと思われる文字が発見されています。

動物性脂肪と、灰と水とを組み合わせて洗浄可能な物質を作成するプロセスが記述されていました。

バビロニア人がどんな思いで、何のためにレシピを文字として残したのか。

後世に残すべく伝えたいことだったのか。

とても神秘的で興味深いです。

古代エジプト人

紀元前1550年頃植物油とアルカリ塩を使って石鹸を作りました。
身体を洗うために定期的に入浴し、衣服を石鹸で洗濯するということをしていた最初の人々でした。

しかし一般的に、古代の最初のタイプの石鹸は身体を洗うことをメインにしていたのではなく、どちらかと言うと布地の洗浄に多く使われていました。

紀元前3200年から紀元前341年までの現在のエジプトにあたる地域でのことです。
酷暑のエジプトでは薄手のリネン素材の衣服が主で、男性は腰布、女性は胸から足首までを覆う筒型のワンピースを着用していました。

古代ギリシア人

石鹸も水も使わずに、自分自身の身体を洗うことができました。
彼らは粘土、砂、軽石、灰のかたまりなどで身体をこすって汚れを落としていました。
その後油で自分自身を覆い、金属の板(スクレーパー)で油を落として身体を洗っていました。

ギリシア人医師であるガレン氏は石鹸の推奨者であると記録されています。
衣服のみならず不純物を洗う方法として石鹸を推奨していました。
また皮膚疾患の予防や治療のために石鹸の使用をすすめたとも言われています。

現在の医師もガレン氏が推奨していたのと同じアドバイスを患者に伝えています。

ギリシャといえばギリシア神話が有名です。
僕もギリシア神話は大好きでとくにマーベルの作品でマイティ・ソーなどが面白いです。
古代ギリシア人はフラッシュライトのルーツにもなった人々です。

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古代ローマ人

彼らもまた偶然にも、石鹸と水の利用価値を発見しました。
ローマのサポ山の頂上では動物を犠牲にする伝統的な儀式が行われていました。

雨が降ると動物の脂と油分を含む粘土質の火山灰が山をつたい、テベレ川に流れ落ちました。
木材の灰が水とともに極端な熱で熱せられると、それらは化学反応を起こし、その結果灰汁となります。
そしてその混合物は、灰汁石鹸溶液を作りました。

サポ山の近くに住む女性が川の特定の場所で洗濯をすると衣服が著しく綺麗になることを発見しました。
彼女らはその物質で衣服を洗い流したことで石鹸として使われるようになりました。

現在のボディソープや、ハンドソープなどの”ソープ”という言葉の由来はサポ山が発祥です。

サポ→サーポ→ソープとなりました。

これが石鹸のラテン語である「sapo」という言葉の由来になりました。

ローマ人については「テルマエ・ロマエ」という映画が有名ですね。


ローマ人は西暦200年くらいまでお風呂場で石鹸を使っていたと言われています。



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5,000年前の楔形文字の分析から石鹸のレシピ

5000年前の楔形文字(くさびがたもじ)の分析から石鹸のレシピが分かりました。

5000年前、シュメール人は動物性脂肪、または植物性脂肪と一緒に灰を沸騰させて、洗浄に使用するスラリーを作ったことが分かっています。
スラリーとは、ドロっとしたとろみのある液体のことでスライムとも呼ばれています。

油と混合したアルカリ塩から作られた石鹸の同様のレシピは紀元前1500年頃エジプトで発見されました。

最初の石鹸メーカーは、バビロニア人、エジプト人、古代ギリシア人、ローマ人でした。
彼ら全員が、動物性脂肪、油、塩を混ぜて石鹸を作りました。

石鹸は当初、入浴や衛生上のために作られて使用されたのではありませんでした。
調理器具や商品の洗浄のために作られたものであり、医療目的で使用されていたのです。

そして今日では色々なかたちや、におい、色の石鹸が数多く生産されています。

製造方法は水、アルカリ、油を使用します。
これらの成分の組み合わせは何千年もの間、そのスタイルは変わっていません。

石鹸がごく当たり前に使用されるようになった今日でも歴史を知るといつの時代も面白い背景があります。

現代の石鹸は古代のものに比べ格段にエレガントになりました。

普段使っている石鹸ひとつに対してもこんなに多くの歴史が発見されています。

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