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スウェーデン出身の環境保護活動家のグレタさんが国連で怒りのスピーチをしたわけとは

2020年2月3日

スウェーデン出身の環境保護活動家 グレタ・トゥーンベリ

環境保護、環境活動、自然保護などを調べていると頻繁に彼女の名前を目にしました。

それと同時にとても共感できるものもたくさんありました。

環境活動家のグレタさんは2003年1月3日生まれ。

彼女はまだ17歳です。

若くして彼女の肩書は
環境保護活動家
8歳の頃、地球の気候変動や温暖化のことを知りそこから環境保護活動家への道がはじまりました。

彼女は地球の気候変動、それを食い止めるための行動が足りないということについて考え続けています。

それをなぜ大人たちが緩和しようとしないか分からないと言ってきました。
11歳になる頃には、地球を救うことが不可能に思えることに落ち込むようになりました。

その後温暖化への不安などによりうつにもなったそうです。

そして菜食主義にもなり、環境保護のために飛行機に乗るのも諦め

家族のカーボンフットプリントを下げることにも挑戦しました。

僕も”カーボンフットプリント”という言葉を初めて耳にしました。

家庭用のカーボンフットプリントで一番多いのは自動車、照明、家電だそうです。



国会議員へ向かい一人でストライキ

2018年夏262年ぶりにスウェーデンは記録的な最も暑い夏となり、多数の火災が発生しました。

「もうこのまま放ってはおけない!」
15歳になったグレタさんは8月、地球温暖化を食い止める為の行動を政府に迫ります。

地球温暖化対策を訴えて学校をボイコットしました。

そして国会議事堂へむかい、たった一人でスウェーデン国会の前で座り込み始めたのです。

グレタさんの抗議活動は
「未来のための金曜日」
「気候のための学校ストライキ」

と呼ばれ、SNSやデモを通じて多くの人々が賛同しました。
『グレタ効果』と呼ばれ多くの学生に影響を与えました。

その後活動はまたたくまに世界中に広がりました。

たった一人で始めた活動がSNSなどを通じて世界中に発信されそれに賛同した人々。

これは今の時代だからこそできた情報発信のシステムだと思います。

それによって自分以外の環境保護に対して特別な思いがある同士を集めた。

彼女のこの行為は歴史的なできごとでもあると言えます。

その後、COP24(気候変動に関する国連サミット)や2019年12月のCOP25などさまざまな場所でスピーチを行いました。

「物事を変えるのに、大人になるまで待つ必要なんてない」
2019年ノーベル平和賞にノミネート。

 

『グレたのねがい 地球をまもり 未来に生きる』

17歳で環境問題を世界に訴える彼女の希望と決意の物語、彼女の思いがつづられています。

「あなたたちの裏切りに気づき始めています」

2019年9月23日 NYで開かれた国連気候行動サミット
16歳のとき国連気候変動サミットでこうスピーチをしています。

地球温暖化対策に本気で取り組まなければ、「あなたたちを許さない」と大人たちを叱責しました。

グレタさんは世界のリーダーたちを目の前に、ときに涙を浮かべながら約5分間のスピーチをしました。

地球温暖化解決のための具体的な行動を取らないのであれば

「結果とともに生きなければいけない若い世代」

はあなたたち大人を許さないと強く訴えました。

グレタ・トゥーンベリのスピーチ全文

私から皆さんへのメッセージ、それは

「私たちはあなたたちを見ている」ということです。

私は今、この壇上にいるべきではありません。

私は海の向こうで学校に行っているべきです。

それなのに、あなたたちは私に希望を求めてここに来たのですか?

よくそんなことができますね!

あなたたちは空っぽの言葉で、私の夢そして子供時代を奪いました。

それでも私はまだ恵まれているほうです。

多くの人々が苦しんでいます。

多くの人々が死んでいます。

全ての生態系が破壊されています。

私たちは大量絶滅の始まりにいます。

それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。

恥ずかしくないんでしょうか!

30年以上にわたって、科学ははっきりと示してきました。

それに目をそむけて、ここにやって来て、自分たちはやるべきことをやっていると、どうして言えるのでしょうか。

必要とされている政治や解決策はどこにも見当たりません。

あなたたちは私たちに‘耳を傾けている’、そして緊急性を理解していると言います。

しかしどれだけ私が怒り悲しんでいようとも、私はそれを信じたくありません。

なぜなら、もしあなたたちが状況を理解していながら行動を起こしていないのであれば、それはあなたたちが邪悪な人間ということになるからです。

私はそれを信じたくありません。

二酸化炭素排出量を10年で半分に減らしたとしても、地球の平均気温を1.5℃以下に抑えるという目標を達成する可能性は50%しかありません。

そしてそれによる取り返しのつかない連鎖反応を埋め合わせることは、制御不能になります。

あなた方は50%でいいと思っているかもしれません。

しかしその数字には、ティッピング・ポイント(小さな変化が集まって、大きな変化を起こす分岐点)やフィードバックループ(フィードバックを繰り返して改善していくこと)、空気汚染に隠されたさらなる地球温暖化、そして環境正義や平等性などの要素は含まれていません。

そして、私たちや私たちの子どもの世代に任せっきりで、何十億トンもの二酸化炭素を吸っている。

私たちは50%のリスクを受け入れられません。

私たちは、結果とともに生きなければいけないのです。

「気候変動に関する政府間パネル」が発表した、地球の温度上昇を1.5℃以下に抑える可能性を67%にするために残っている二酸化炭素の量は、2018年1月の時点で420ギガトンでした。

今日、その数字はすでに350ギガトンにまで減っている。

なぜこれまでと同じやり方で、そしていくつかの技術的な解決策があれば、この問題が解決できるかのように振る舞っていられるのでしょうか。

現在の排出量レベルを続ければ、残っているカーボンバジェット(温室効果ガス累積排出量の上限)は、8年以内に使い切ってしまいます。

しかしこの現状に沿った解決策や計画は作られないでしょう。

なぜならこの数字は、とても居心地が悪いから。

そしてあなたたちは、それを私たちにはっきりと言えるほど十分に成熟していない。

あなたたちは、私たちを失望させている。

しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。

未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。

もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。

私たちはこのまま、あなたたちを見逃すわけにはいかない。

今この場所、この時点で一線を引きます。

世界は目覚め始めています。

変化が訪れようとしています。

あなたたちが臨もうが望むまいが。

彼女は地球の気候変動や、温暖化対策について真剣に考えているようです。

参加した各国代表を批判して言いました。

「私は嫌われることなど何とも思わない。そんなことよりも気候の公平性(先進国の人々が気候変動への責任を果たすこと)や地球のことが大切だ」

今回のスピーチの直前9月20日には、彼女が呼びかけたデモに全世界で400万人もの人々が参加しました。

彼女一人のきっかけで400万人の心が動いたということは衝撃的な事実です。

同時に彼女の勇気ある一歩がきっかけで、同じような思いをしている人々が世界中に多くいたということです。

しかしこんな彼女を批判する大人も多く存在しています。

こんなにクールな生き様を見せてくれる17歳の少女が他にいるでしょうか?

彼女から学ぶことは非常に多くあると思います。

身近にできることに取り組む

それでは一人一人ができることとは何でしょうか?

地球温暖化防止の為の対策を求められているのは、なにも企業だけではありません。

各家庭から排出される二酸化炭素の量も小さなものではありません。

日々の暮らしの中で使うエネルギーも、自然エネルギーに切り替えることよりその対策の一部となります。

そして地球温暖化の防止に役立つこととなります。

  • なるべく公共機関を利用する
  • 家庭内の使っていないコンセントを抜く
  • エアコンを使用するときに冷やし過ぎず、暖め過ぎず、極力つけっぱなしをさける
  • 不要な水を出しっぱなしにはしない
  • 買い物でマイバッグを持って行けばレジ袋をもらう必要もありません

上記のことは家庭でもできると思います。

一人一人の気遣いで地球が長生きするとしたらそれはやるべきだと思います。

地球の歴史を1年のカレンダーと例えた場合

人類の誕生は12月31日大晦日の午前7時と言われてきます。

地球にとっては人類の歴史は1分間もありません。

宇宙規模ではいかにその歴史が小さい存在か痛感させられます。

グレタさんが国連で怒りのスピーチをしたわけとは環境保護に対する大人たちの意識の低さだったのです。

今後グレタ・トゥーンベリの環境保護活動がもっと世に広まり、一人一人の意識が高まれば、地球は必ず長生きすると思います。

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